デメ子 旅の空の下

そば・うどんの注意すべきあれこれ

先日立ち食いそばの話をしましたが、今日はそれにつづく形で「そば・うどん」のお話です。

私は以前お蕎麦やさんでバイトしておりました。
そこは立ち食いではなく、商店街にあるまぁまぁ大きなお蕎麦やさんです。

まず関西では、そばより圧倒的にうどんの勢力が強いのに驚かされます。それが証拠に蕎麦屋なのに「うどん定食をそばで」って言われたり・・・まずうどんありきなわけです。

また働き始めた頃は、お客さんの言うメニューが分からないことがかな〜りありました。
「かちんうどん」「しっぽくうどん」「けいらんうどん」などなど・・・
どれもその店のメニュー表には載っていないにも関わらず、お客さんが注文してくるのです。
ちなみに「かちん=お餅入り(力うどん)」「しっぽく=煮た椎茸やかまぼこなど入り(またの名をかやくうどん)」「けいらん=あんかけに溶き卵入り」となります。

うちの店では「かちん」はやっておらず、「しっぽく」は「かやく」と表記していたし、「あんかけ」はメニューにあったけど「けいらん」は言ってくれたら作るメニューでした。
お客さんは年配者がほとんどで、そんな方々は自分の知ってる言い方で言うもんだからメニューなんか全っ然見ないで「あるやろ?」って感じで言って来ます。
だいたいのものを覚えるまで苦労しました・・・

また、関西と関東では「きつね」「たぬき」が違うのもチェックポイントでした。
関西の「きつね=きつねうどん」は関東でも同じ。でも「たぬき」が関東では「天かす入り」を指すのに対し、関西では「きつねそば」をいうのです。だから関西で「たぬきうどん」という人がいたら、もうほとんど関東人です。そんな時はすかさず
「天かす入りのおうどん・・・ですね・・?」と確認です。
ちなみに関西で「天かす」は「ハイカラ」ですね。
京都の「たぬき」はちょっとまた違うらしいが・・・とにかくまことに複雑です。

それと、忘れもしない失敗として、「そばだい」の話があります。
ある日かなりお年寄りのおばあちゃんがお連れさんと二人でそばを食べに来ました。
そのおばあちゃんは「きつねをそばだいで」と注文しました。
私は「きつねをそば大」つまり、「きつねそば大盛り」のことだと思ったのでその通りお出ししました。おばあちゃんも何も言わずに食べています。
しかし、どう考えても歳と見た目(かなり小柄)に合わないな・・よっぽどそばが好きなんかなぁと、ちょっと不思議に思っていたのです。
お二人が店を出た後、蕎麦屋の奥さんに
「いや〜〜おばあちゃんに、そば大って言われたんですよ」
と話したら、奥さんが
「それは、大盛りやのうて『そば台』かもしれんなぁ・・・古い人はそういわはんねん。」
と言うではないですか!!つまり「きつねをうどんで食べるのか、そばでたべるのか」っていうことを表すのに、そばで食べる時は「そばを台にする」とうことで「そば台」というのです。

ひゃ〜〜!しらんかったばかりに、おばあちゃんに大盛り出しちゃったよ!
・・・てな失敗でした。以後同じ失敗はしませんでした。

なんかかんや言いながらも、バイト経験が長くなって行くにつれ、私も「メニュー以外のもの」が大のお気に入りになりました。特に「けいらん」は風邪を引いたら食べたくなります。

とにかく、違う地方に行ったときにはうどん・そばの注文に気をつけましょう。
でもその地方独特のものを食べるもの楽しいでしょうね!
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by demekonemuta | 2007-08-23 15:16 | 大旅行小旅行
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