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デメ子 旅の空の下

私の愛したきたぐに

しばらくパソコンの不調で更新できませんでした。ごめんなさい。
残暑がきびしいと思っていたら、いきなり秋の風が吹き始めております。
みなさまいかがお過ごしでしょうか?

熊本の体調不良旅行からしばらくして、デメ子は実家がある新潟に帰省しました。
オットは仕事が忙しく、デメ子1人での帰省です。
今回は私が帰省の際に利用している「急行きたぐに号」についてご紹介しましょう。

高校時代から関西にいた私は、帰省の際にはよくきたぐにを利用していました。
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きたぐには、大阪ー新潟間を走る夜行列車です。
夜行にするメリットとしては、仕事が終わった夜に乗るなどすることで、昼間の特急を使うより早く帰ることができます。

また、現在関西から新潟まで特急で帰るには、金沢、もしくは富山で乗り換えが必要で、1回乗ったら乗りっぱなしで新潟までということが出来ません。
夜行なら寝たまま乗りっぱなしですから楽ですよね。

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急行きたぐには自由席があり、乗車券と急行券を購入すれが乗ることができます。
確か急行券は大阪から新潟までで1260円。
特急を使うよりお安く行けるので、学生さんなんかもよく利用してます。

ただし、自由席は一般の列車より大きめで座り心地はいいものの、体を伸ばして横になることは出来ないのでちょっとしんどいです。真夜中でも停車駅があったりするので、人の乗り降りがあり、電気も消えません。混み合うと4人掛けのまま眠らないといけないこともあり、ちょっと疲れますね。でも安いし、それも味かな〜。

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これはグリーン車。
デメ子は乗ったことがありません。寝台車よりもちょっと安いみたいです。
寝台の方がちゃんと寝られるのでいいとは思うのですが、自由席はしんどいけど少しでも安い方がという方や、夜中に降りるからおちおち眠ってもいられないという人にはいいかもしれません。自由席に対してかなり空いている印象です。

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こちらは今回デメ子が新潟から乗ったB寝台の下段。寝たまま撮影。
寝台にはA寝台とB寝台があり、Aは二段式、Bは3段式。当たり前ですが、車両の高さは同じですから、当然A寝台の方がゆったりします。

B寝台の下段は3段式の中でも一番高さがあります。でもまぁ座ると頭はちょっとつかえます。窓の方に若干高い隙間があり、そこに入り込めば上体が起こせるる感じ。

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とは言っても、B寝台で窓が大きいのは下段だけ。それに着替えのことなどを考えると、はやりちょっとでもゆったり出来た方がいいです。
値段的にはやはりゆったりとしたA寝台の方が高く、B寝台はA程ではないですが、下段が上段より少し高くなります。B寝台の下段は、デメ子の中での贅沢な訳です。
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こちらはB寝台の中段。窓はちっちゃく、外がのぞける程度。高さも低いので、着替えは寝ながら・・・。ちなみに行きはこちらを利用しました。
窓が小さいと言っても走るのは夜中だし、着替えとかも特になく乗ったら寝るだけってことならまったく問題はないと思います。自由席で寝ることを考えたら、天と地の差です。長さは173cmのデメ子でもゆったり出来るので、つくづく体を伸ばして眠れるありがたみを感じます。

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こちらがA寝台。ヘッドレストの位置で比較してみると分かりますが、高さが全く違いますね。デメ子はまだこちらは利用したことがありません。
確かに着替えとか荷物を整理したりするのには、これくらい高さがあると便利ですね。あとご年配の方とか、体が思うようにいかない場合など。

お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、寝台は自由席のイスをばたんばたんと倒して作られています。ソファーベットというか・・・。上段の部分も、自由席として使う時には上に格納された状態になってます。基本的に一般車両とはまったく違うのです。

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下段の作りは自由席の作りと一緒。
こちらは窓際の人用の肘掛けになる部分。寝台として使う時には枕元の棚みたいな感じでメガネや時計を置いてます。

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寝台車には置いてあるゆかた。ぱりっとしてます。
あと当然まくらと掛け布団もあります。どちらもきれいな白いカバーがついてます。
電車の音を聞きながら、ライトの下で横山秀夫の本を読み、眠くなったら朝までぐっすり・・・この非日常的な感じがとても好き。小さい頃に憧れた秘密基地みたいな感覚というか、こじんまりとした中に必要な要素がそろっていて、デメ子にとってとても心地のよい空間です。

夜行列車ではもうひとつ「日本海」というのがあり、これは大阪と青森をつなぐ寝台特急です。こちらも二回ほど乗りました。自由席はないのですが、こちらも好きな列車です。しかし日本海は今年減便となり、以前より便利に乗れなくなってしまいました。

また、昔は「白鳥」というこれまた大阪と青森をつなぐ昼間の特急もあったのですが、これは数年前に廃止。
先に書きましたが昼間の特急は途中で乗り継ぎが必要になり、指定席を取るにしても2列車分。どんどん新潟と関西の間は面倒なことになっております。ぶーぶー。

これでもしきたぐにが無くなったらデメ子はそうとう悲しい・・・悲しいぞ!
がんばれきたぐに!!
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by demekonemuta | 2008-09-28 01:24 | 大旅行小旅行
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